director's voice

三宅直子さん(陶芸)

Q1
東京都町田市で作陶する三宅直子さん。
「工房からの風」に、どのような作品を出品されますか?

A1
道路や建物で見かける縞鋼板や、段ボール箱をモチーフにしたお皿、ボルトやナットなどの工具を粘土に型押しした豆皿など、普段身の回りにある物を陶磁による生活の道具に作り替えて出品します。

danbouru 2

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Q2
三宅直子さんの工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。
そして、その説明をお願いします。

A2
工房の天井から下がっている、大容量の作品棚が特に気に入ってます。
ステンレスのパイプに棚板を渡し、作り途中の作品を保管したり、乾燥させたりします。
陶芸は作り始めてから、少し乾かしては作り足したり、コツコツ削ったり、完全に乾燥するまで待ったりと、完成するまで日にちがかかります。
その間、限られたアトリエ内のスペースを有効に使えるように、棚は吊り棚式にしました。
パイプを通す位置を変えると高さ調節が出来ます。
一番下の段は頭にぶつからないように、でも背伸びすれば脚立に乗らずに棚板を出し入れ(×板が差し入れ)出来るように、絶妙な高さにしました。

工房棚

Q3
三宅直子さんが自作以外で、大切にされている、あるいは、愛用されている工藝品をひとつ教えてください。

A3
ガラスのボウル。
この絶妙な透明感と思い切った色。
木やガラスなど、焼きもの以外の素材は不思議で、使っていて嬉しくなります。
大学の時の先生、習ってはいませんが同じ工芸学科の教授高橋禎彦先生の作品です。

お気に入り

「’n studio」を設立し、作陶を続ける三宅 直子さん。
いくつかのシリーズがそれぞれ個性が立っていて楽しい展開ですね。
「工房からの風」に向けての取り組みもとても前向きで、お話しするたび、こちらが元気をいただきような気持ちです。

三宅直子さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。

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